誰かの独り言

イベントのこととか書きます

『LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”』

今回は『LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”』に両日参加してきたので、そのことについて書いていきたいと思います。

 

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ライブが始まる前、入場した僕を待っていたのは、深い青に染まっていた会場でした。

スクリーンには夜の海と灯台が1つ。灯台からは、ステージの奥へ向かってまっすぐ1本の細長い照明が伸びていて立体感を感じる。ここ最近のワンマンライブでは、いつも洋楽がBGMとして流れていた記憶がありますが、今回は波の音のみ。僕はこの光景に似た景色をかつて見たことがあります。『LAWSON presents TrySail Live 2017 Harbor × Arena』です。あの時は、左右のスクリーンに過去のTrySailのMVが流れていて、正面のスクリーンには豪華客船がだんだんとこちら側に近づいてくるといった感じでしたが、とにかく入場してすぐに昔の記憶を掘り起こさせてくる演出が卑怯でした。

開演直前になるとTryAgainが流れ出して、だんだん音量が上がっていくのと同時に、今からライブが始まるんだという気持ちになる。それこそアリーナの時からは、アンコールで披露した曲を次のワンマンライブの1番最初に持ってくるという流れでここまで来ていたので、今回の開演直前のTryAgainには、前回までのあらすじ的な役割があったのかななんて思いました。

 

朗読劇(1日目)

『LAWSON presents TrySail Second Live Tour “The Travels of TrySail”』ぶりの朗読劇。あまりにお久しぶりの朗読劇にビックリしました。

物語はライブが始まる直前。夏川さんがドアを開けると、そこは(並行世界の)5年前で1stライブを迎えようとしている御三方がいたというところから始まります。『LAWSON presents TrySail First Live 2015 "Sail Out!!!"』からTrySail 30分劇場 『Yesterday Diver』とかいう超絶懐かしい朗読劇の設定を掘り起こしたことによって、御三方は5年前の自分と邂逅します。

5年前の自分を演じる御三方は、それはもう誰だとしか言いようのないくらい別人で、麻倉さんは箱崎星梨花っぽさあるし、雨宮さんはそらにゃんっぽさあるし、夏川さんはいちご姫だしでツッコミどころが多かったです(笑)

そこでは5年前の御三方からの、これまでの1つ1つのTryを忘れていないかといった問いかけなど、様々な話をしていましたが、特に印象に残ったのは5年前の御三方から発せられた3人がどうなりたいかをずっと考えていたといった旨の話。この話、まさに僕がライブ前に身内としていた話で、まるで僕の心を見透かしたかのような発言に思わずビックリしてしまいました。そういうのもあってこの日の朗読劇、実は個人的にストーリーがめちゃくちゃ好きなんです。

また交換日記をしたくなってきたといった旨の話もしてくれて。かつての御三方を思い出して懐かしさを感じつつ、是非またやってくれと思いながら、案外良い気分で1日目の朗読劇を終えることができました。

 

朗読劇(2日目)

1日目を経てからの朗読劇。また何か起こるのではないかと震える雨宮さん。

その悪い予感は的中し、御三方の前に再びDOORが現れる。そこから出てきたのは、高木順二朗…ではなくTrySailのマネージャーと名乗る謎の人物。その謎の人物を追って御三方が再びDOORの中へと入ると、そこは2026年 TrySailスペースライブツアーコズミッククルーズ 月公演を目前に控える御三方の姿がありました。

今度は5年後の自分と邂逅する御三方。麻倉さんと雨宮さんはどこか妖艶な雰囲気を醸し出していましたが、夏川さんだけどこか聞き覚えのある口調…麻倉さんと雨宮さんはツッコミます。

「「ナンコじゃん!!」」

2026年にもなるとDOORはインフラも同然らしいのですがまあそれは置いといて。なぜ5年後の御三方が今の自分を連れてきたのかというと、どうもライブが始められないかもしれないからとのこと。もう少し詳しく解説すると、この時代には、ライブをするにも3人のシンクロ率が高くないと、演出とかマイクとかが起動しないらしく、今の5年後の御三方のシンクロ率では、高さが基準を満たしていないからという理由でライブを始められないとのことでした。2021年の御三方のシンクロ率は過去で1番。それ故に、実際に手伝ってもらうことでライブを何とかして始めようと、そう考えていたのだそう。

それを聞いた御三方は、本当にそれで良いのかなどと5年後の自分を叱責します。その思いを受けた5年後の御三方は、初心を思い出すために、昨日と同じ1stライブを迎えようとしている御三方に会いに行き、かつての心を取り戻してきます。こうしてなんとか5年後の御三方はライブを始められ、今の御三方も2021年に帰ってくるといった感じでこの日の朗読劇は終わりました。

正直1日目の朗読劇が1stライブの朗読劇の内容に触れていたのもあって、この日の朗読劇では宇宙空間の話になった時に、アリーナライブ 神戸公演の2日目の朗読劇(2040年7月30日の宇宙船の中での物語)の内容に触れるのではないかと身構えていた節はありました。しかしそこには一切触れられることはなくそのまま終わってしまいました…悲しい。

それでも2日目の朗読劇もなかなかにぶっ飛んだ設定だったわけでしたが、この朗読劇でも印象に残った場面はありました。それは2026年の麻倉さんがやたら連呼していた「exactly」ではなく、夏川さんの愛情のこもったおひたしは最高の疲労回復だと話していた場面…でもなく、御三方が2021年に帰ってくる時に「よいしょ〜!」と何かが背中を押していた場面です。

僕の頭の中では、この2日間の朗読劇の内容と一緒にTAILWINDのMVが流れていました。

1日目の朗読劇。1stライブを迎える直前の自分に、御三方はアドバイスであったり、自身の経験談であったりと様々な話をしていましたが、この一連の光景がTAILWINDのMVのアウトロ部分…それぞれのメンバーカラーの衣装を着た御三方が、純白の衣装を着たもう1人の自分に向かって手招きをしている場面と繋がったんですよね。この後、純白の衣装を着た御三方は、手招きしている方向へ向かって、手を繋ぎながら走り出していくのですが、対して2日目の朗読劇はというと、逆に背中を押されて2021年に帰ってくるんですよね。ただまっすぐ進むだけの航路じゃなく、そうではない、まだ誰も知らない航路を行くために御三方は2021年へと帰ってきた。そこがTAILWINDの頃とは違う確かな成長。この2日間の朗読劇を通して、確かに御三方はまだ、上を目指していけるのだと、そう信じたくなった瞬間でもありました。

 

Sail Out

1日目はスタンド席で座ってゆっくり眺めようと思っていたのですが、イントロが流れ始めた途端、周りの人間がみんな立ちだして非常に困惑したのを覚えています。「え、立てるの?」と、それはもうだいぶ困惑したものですが、どうも聞くところによると、開演前に一度だけ、立つことを許可する旨のアナウンスがあったそうですね。後から聞いて納得。

スクリーンの左右にはTrySail 5th Anniversary "Go for a Sail" STUDIO LIVE』で使われていたフラッグの画像が揺らめいていましたね。

歌い終わった直後に、白の照明が御三方の向く方向(下手側)と同じ向きで照らしていたのが印象的。これから待ち受ける航海は何が起こるか分からない。けどそれはきっと明るいはずで。それを白という色の照明で表現することによって「どんなに 楽しい 未来が待っているんだろう」を体現しているように見えました。

 

BraveSail

2番から徐々にセンターステージへ移動。

子豚のイラストこそ出てこなかったものの、スクリーンに出てきた葉っぱの船や土の船、木製の船は『LAWSON presents TrySail First Live Tour “The Age of Discovery”』や、アリーナの時に出てきたものと一緒で嬉しかったですね。

2日目は夏川さんも「「魚がたくさんいるよ」」で魚を釣る動きを見せてくれて、振りをアレンジしながら楽しむ姿が見られて良かったです。

 

Baby My Step(1日目限定)

Aメロの時に麻倉さんと夏川さんが雨宮さんにひれ伏している姿が印象に残っているのですが、それ以上にその後の雨宮さんの「アタック」で蹴りを入れている姿が衝撃的で、衣装も相まってホント「大胆」なことするなぁと思いながら見ていました。僕もあの蹴り食らいたかったです(?)

 

WANTED GIRL(2日目限定)

いつもは1曲目に持ってくるこの曲。なのにこの日は3曲目に持ってきていましたね。1日目に披露していなかったのもあって、この曲の存在はほとんど頭の中から抜け落ちていたのですが、さすがにイントロで驚かされました。この曲を2日目の日替わり曲に持ってくるという変化球。完全に「ココロ 盗み出す 完璧なトリック」に引っかかってしまいました!!

 

MC(1日目)

最初の挨拶。夏川さんの、代々木でワンマンライブをするのは初めてだけど、自信をもってこの会場もTrySailのものにするぞという気持ちで帰りたいっていうお話はとても印象に残りました。他には久しぶりのワンマンライブであることや、朗読劇の振り返りもしていましたね。

 

MC(2日目)

麻倉さんは明日のことなんか忘れて今日は楽しもうといった話を。雨宮さんはめちゃくちゃ暴れたいといった話を。夏川さんは幸せを全身に浴びて帰ろうといった話をしていました。

また朗読劇の裏話として、この日の朗読劇で5年後の夏川さんがナンコさんになってしまったのは、最初全然そんなつもりではなかったけど、リハの時の麻倉さんと雨宮さんによる「「ナンコじゃん!!」」というアドリブによってそうなったという話もしていましたね。どうして夏川さんは歳上の役を演じるとナンコさんぽくなってしまうのか?その謎を解明すべく、僕はアマゾンの奥地へと向かったのですが、未だに帰ってこれていません(?)

 

パーリー☆パーティ

かなりお久しぶりのこの曲。数年越しのパリパ党集合の号令が鳴ったのにも関わらず、あの場に来れなかったパリパ党リーダーの顔を思い浮かべながら聴いていました…(?)

元祖マカロンドラゴンさんも健在で、御三方がドキドキして振り返った際に、ズームしながら迫ってくるという演出でこちらも笑顔。

そして2日目の同じ部分では、スクリーンに雨宮さんが思いっきり目をカッピラいている姿が一瞬映し出されてもっと笑顔(笑)

この曲で一番嬉しかったのは、最後の「パーリー☆パーティ Time!」の部分。かつてTwitterhttps://ameblo.jp/umarukaren3150/entry-12252184011.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=e44927150d9d4b77b86c61c45bb355b7でも言及していたのですが、この部分だけ、今まで御三方も歌っていなければCD音源の声すらも流れていなくて、文字通り誰も歌っていない状態だったんですよね。

 

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でも今回のライブで1stツアーのBlu-rayにも収録されているような「パーリー☆パーティ Time!」の部分だけCD音源を流すという対応をしてくれた。ホント、初披露の時からずっっっっっと違和感を感じていただけに「ようやく修正してくれたか!」と内心大喜びで楽しんでいました。

 

Truth.

パーリー☆パーティのアウトロの最後の伸ばしの音が急にブツッと切れてこの曲のイントロにそのまま繋がるのさすがにヤバすぎ。

落ちサビ前の間奏部分で御三方のダンスを再びを見ることができたのが良かったです!

今回も落ちサビにのみ声にノイズあり。

 

CODING

入り方こそ違えど『LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"』に引き続き特殊イントロでのスタート。今回聴けたら嬉しいな〜と思っていただけに、マジできた瞬間は恐らく一番気持ち悪い動きをしていたと思います…(?)

Truth.→CODINGの繋ぎ、シンプルながらとてもブチ上がるので、これからも軽率にやっていただきたいもの。

 

MC(1日目)

ココのMCで、今回のライブはTrySailの曲のみで、ソロ曲コーナーは無いという旨の告知がされる。これは今回TrySailの曲だけを聴きたいと思っていた僕にとってはとても嬉しい告知でした!

そして1人1人衣装の着替えに向かっている間で、事前に募集していたTrySailの曲やTrySailについての思い出とかを紹介するコーナーへ。最初は夏川さんから着替えにいきます。

1曲目はSail Out。思い出の方を紹介したあと、雨宮さんはSail Outは1曲目のイメージという話をしていましたね。麻倉さんもSail Outが1曲目だと「このライブ良いってなるじゃん」と話していてめちゃくちゃ共感したのを覚えています。なにせ「“始まり”のはじまり」ですからね!

2曲目はオリジナル。です。この曲はアレンジされた時と仮歌の時とは全然違ったものになったと話していましたね。

3曲目のバン!バン!!バンザイ!!!…に行く前に、夏川さんが戻ってきたので、麻倉さんと交代。この話で面白かったのは、雨宮さんがこの曲のことを好きだと話していた時に夏川さんが、乾杯(という歌詞がある)だから好きなのでは?とコメントしていたことですかね。雨宮さんお酒大好きらしいですし、僕も真っ先に同じ理由を想像してしまったので思わずクスッとしてしまいました(笑)

4曲目はTryAgain。この曲では、聴くときはぜひMVも合わせて見てほしいとのこと。特に帽子を投げるシーンのところは、ガチで3人全員が同時に入るまで続けたから、喜びもガチ。久しぶりにTryAgainのMVを見返したくなりました。

麻倉さんが戻ってきたので、雨宮さんと交代したあとに5曲目discoの紹介。例の部分について、雨宮さんは本番が1番ビブラートを使っているけど、リハの際に2人が疲れていたり偉い人がいたりすると、それは控えめになるのだそう。

6曲目はTruth.。MVの撮影時に、衣装に付けるアクセサリーを雨宮さんに付けたら、逆に強くなりすぎて他の2人が子分に見えたため、強さの兼ね合いに苦労したという話をしてくれました。

ここで雨宮さんも戻ってきたので3人でセンターステージへ向かう。そこで生まれてしまったのがトラコレ。花道をランウェイに見立て1人ずつファッションショーのごとくセンターステージまでウォーキングするというもの。夏川さんだけナンコ味があって微笑ましかったですね(笑)

センターステージまで無事?辿り着くと、そこでも1曲だけ紹介をしていましたね。7曲目はadrenaline!!!。サビ直前によくやってくれる、夏川さんの「回すよ?」という煽りを、自転車のペダルを回す行為と紐づけて見事に大会で表彰台まで上り詰めたというエピソードから、夏川さんが全国の自転車部に煽りver.を入れた音源を配るかという話をしていて「僕も欲しい〜」となっていました。

 

MC(2日目)

この日も1日目と同様の進行。

夏川さんが着替えに向かう際に、夏川さんが2人でイチャイチャしないでね?と言ったあとの「フリですか?」雨宮さんが麻倉さんの肩をギュッと抱き寄せている姿を見て発狂する夏川さん。そう、そうやって勝手に墓穴を掘るところが愛おしい!

Sunset カンフーの話では、くろすけさんの車に乗る時、これまではクラシックやバンド系の曲が流れていたけど、今ではTrySailの曲が流れていると話していましたね。

High Free Spiritsでは、夏川さんが2番後にその時々の地名を叫ぶあの煽りが、この曲の70%を占めているらしいという話をしていました。それに関連して、夏川さんが電車に乗っている時にこの曲を聴いていると、停車した駅名で件の部分の煽りを入れたくなるという話もしていて「???」となっていました。

センターステージへ向かう時、前日の影響もあって再びトラコレをすることになるのですが、そこでスタッフさんのお遊びでBGMが突如追加。御三方の表情が固まったのも束の間、雨宮さんが花道を堂々と歩き始めます。その姿がもう本当に美しくて!衣装もドレッシーだったものですから、お腹周りのラインもシュッと引き締まっていて、動きもものすごくサマになっていました。続く麻倉さんも、持ち前のスタイルの良さと体幹を活かしながら堂々と花道を歩いて、そして夏川さん。ナンコさんネタに走っていました(笑) そういうところが可愛いんだよなあ。

 

あかね色

私たちが思っている以上に皆さんに寄り添えていることが嬉しいという話や、きっとどんな未来が待っていても、皆さんと一緒なら笑い合える気がするといった話があったあとに、これ。

センターステージで歌うあかね色は、最後にハモりとして披露したアリーナの時以来。そもそも披露されたのもアリーナが最後。

「けして けして ナミダ ながさ ないで いてね」の部分でスクリーンの映像が3分割されてたのが良い。

オレンジが周りを満たす中、うっすらと天井部分に影ができるんですけど、御三方が立ち位置を移動する時に、その影がゆらゆら揺れる光景が印象に残っています。

アウトロでは2人の顔を交互に見ながら少し照れた様子を見せる御三方の姿も。そこには歌詞から感じられるような未来に対する不安なんて一切感じなくて。なんというか、歌い方含めて、良い意味でこれが今のあかね色なんだなと再認識させられました。

 

azure

さっきまでオレンジだった景色が一気に爽やかな水色へと色を変えていく。それは未来に対する漠然とした不安を抱えつつも、それでも前へと進むことを信じてきたが故の結果。これまでの御三方の道のりは、きっと明るいものだったのだろうと、このタイミングでこの曲が入ったことでそう思いました。

Bメロの部分ではセンターステージで下手→上手の順番で体の向きを変えて踊っていて、どちらからも同じ姿が見れたのが良い。鏡の国みたい。

サビでは天井部分に黄色の花の照明(ここ伏線)。御三方の視線の先には、白の△の照明がたくさん輝いていました。

 

明日も晴れる

明日晴れると言えるのは、これからの道のりも、きっと明るいものになると分かっているから。だからこの流れになったのかなぁと。

「あなたを いつでも 想ってる」のあとの「La la la...」は、いつもなら、ピースした手を3人合わせて三角形の形にし、そのまま時計回りで回るのですが、今回はピースした状態で、腕を真っ直ぐ伸ばしながらメインステージに移動。1日目、スクリーンに雨宮さんのピースする手だけが映っていた時があって、その時の堂々としたピースがカッコよかった!

 

MC(2日目)

明日も晴れるのアウトロをクラップにした件について、これからもぜひやってほしいとのこと。次にこの曲がいつ披露されるのかは分からないけど、次がもしあれば、その時はまた、僕もクラップ入れてみようかなと思いました。

それにしても、こういう曲の進化をリアルタイムで体感するの、未だにものすごく新鮮で好きなんですよね。個人的に1番見ていて衝撃を受けたのが2ndツアーの時に2番Aメロの振りがガラリと変わったYouthful Dreamer。もう初披露から3年が経過しようとしていた当時、それでもなお、この曲は進化し続けるのかと感慨に耽っていたものです。

 

うつろい

完全初披露のこの曲。

モノクロのスクリーンが印象的で、振りやカメラワークも相まってとてもカッコ良く見えたので、もし映像化するならば、この部分もちゃんと再現してほしいもの。

「話した夢はひとりでに飛び」から「消えた」まで、そのモノクロがカラーになるんですよね…絶対に意図があってこのようなことしてるはずなんですけど、これは今後の課題ですね。

 

ごまかし

マギレコ繋がり。

イントロで白とピンクの照明。マギレコにおいて白といえば小さいキュゥべえ、ピンクは環いろはを思い浮かべるので、ここでもマギレコを感じた。

気になったのは「君の瞳に映った」「影に隠す想いは」の部分の照明。ここで黄色い花の照明が確認できた。実はこれと全く同じ照明が使われていた曲が1曲だけあって、それがazureのサビの部分(ここ伏線回収)。これ「どうか君は 変わらずに」「どうか君も まっすぐに」という想い「影に隠す想いと繋がっているんですよね。

「はなればなれ 見上げた空」というのは、文字通り一緒にいた仲間と別れた状態で見た空、青く澄みきった空のこと。でも「影に隠す想い」「ほんの澄んだ空の下では 見つけられないもの」。そしてその想いはずっと守られていく…ここの繋がりを考えた方ホントすごい。

 

コバルト(1日目限定)

この曲のイントロが来た時、遂に来たかと胸が昂ったのを覚えています。

忘れもしない2ndツアー茨城公演の時から始まった悪夢。突然の前奏カット。一応3rdツアーでハモり枠として披露はされたけど、元のver.は、茨城公演の前日に行われた千葉公演以降3年近くも国内では封印されてきた。それがようやく戻ってきたのだ。この一件を美談にはしたくないし、決してしてはならないのだけれど、でも今回コバルトをやってくれたのが本当に嬉しかった。なんというか、ようやく少しだけ我々を信じてくれたのかなって、そう思ったから。

サビでいつもぐるぐると回っている照明も、なんだかいつもより生き生きと回っているような感じがして微笑ましかった。

落ちサビで天井に現れた満天の星空、キレイだったなぁ…

 

かかわり(2日目限定)

まさかまさかのマギレコ3連コンボで歓喜!今回のライブ、明らかにセトリが良い。

今回、この曲のためだけに用意されたと思われる照明が1つあって、それが、花びらが5枚あるの照明。最初は全然その意図が分かりませんでしたが、ライブが終わった後にその意図に気づきました。

『マギアレコード 魔法少女まどか☆ マギカ外伝』において5という数字は、この作品の主人公組である環いろは・七海やちよ・由比鶴乃・深月フェリシア・二葉さなの5人を合わせたチームみかづき荘を表しているんですよね。また白という色は、ごまかしのところでも書いたように小さいキュゥべえを表している。つまり、この照明1つでマギアレコードそのものを表現していたのです!なんて良い演出。

 

High Free Spirits

1日目、コバルトの次にこの曲が来たとき、本当に嬉しくてガチで泣いた。

コバルト→High Free Spiritsの繋ぎ、或いはHigh Free Spirits→コバルトの繋ぎ。これらの繋ぎは2ndツアーのあたりまでは定番も定番ど定番の繋ぎで懐かしさを覚えるのだけど、実はこの繋ぎ、僕が一番尖っていた時期と重なるから個人的にとても思い出深い繋ぎなんですよね。

https://ameblo.jp/umarukaren3150/entry-12354897466.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=e44927150d9d4b77b86c61c45bb355b7にも書いていますが、僕が一番尖っていた当時、これらの繋ぎに心底嫌気が差していました。当時のTrySailでカッコいい曲といえばこの2曲しかなかったし、ある意味しょうがなかったことなのかもしれないけど、でもこれらの繋ぎをすれば皆が無条件で喜んでくれると思っているようにしか見えなかった。それ以外の可能性を模索するのではなく、塩梅をいかれたことで、御三方からの裏切りを受けた気になってしまって本当に嫌だったんです。

そんな思い出があるこれらの繋ぎ。笑い話にできるくらいには時が経った今だからこそ、悪い思い出ではなく、良い思い出として記憶するために、それこそ配信ライブの時からずっと待ち望んでいたのですが、今回本当に来てくれた。

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あの頃は「ただ勢いに任せたパフォーマンスとぶれぶれにもほどがあるくらいの音程の悪さ」と評していたこの曲。いつの頃からか、安心して聴けるようになっていて、ふとした瞬間に御三方の成長を実感した。今回のライブを経て、コバルトとHigh Free Spiritsの2曲を、あの繋ぎを好きだと言えるようになれました。

あとBメロの「千の波に 呑まれた心じゃ 君さえ守れない」のあたりでスクリーンにノイズが走ったかのような、あのブレの演出好きです。

今回の夏川さんの煽りは「代々木ー!」

 

MC(1日目)

High Free Spiritsでの早替えによって、より身軽になった衣装。雨宮さんのスカートを映すカメラのアングルが絶妙で、もう少し下から映せば中身が見えそうってくらいのギリギリのラインを映していて興奮!麻倉さんにもアングルが変わってまた興奮!夏川さんにもアングルが変わりますが、恥ずかしいのか、ブレろブレろと言いながらその場で暴れ回る。結果的に全然見れなくて残念でした〜

 

whiz

2日目、オリジナル。をやるならこのタイミングだよな〜と思っていました(オリジナル。の亡霊)。

TrySailといえば様々な曲が挙げられると思いますが、なかでもwhizはかなりの高確率で披露されます(これまで発売されたTrySailのライブ音源には全て収録されている)。

どの曲においても確かな成長を感じることはできますが、なかでもこの曲は、これまでの遍歴をある程度追えるだけあってその成長を比較的容易に感じ取ることができる。ライブを経ていくごとに御三方の声の出し方が深く優しくなっていって、最初の頃に感じていた春一番とも言える風切り音は、今では穏やかな春風のように暖かく心地いい。

僕は特にこの曲についていつもこれといった感想が書けないのですが、改めて過去の音源たちを聴いたうえで今回のライブのwhizを思い出してみると、御三方も大人になったなぁと何様目線で思いました。

 

バン!バン!!バンザイ!!!

両日ともに夏川さんがものすごく楽しそうに歌っていたのが印象的。なかでも2日目の歌い方は、とてもパワフルで元気に満ち満ちていて、聴いているこちらまで身体の奥底から元気が湧き上がってくるような、そんなバン!バン!!バンザイ!!!でした。

2日目といえば、夏川さんの「一緒にやってみよう!」「やってみよー!!!」っていう煽り!それ!!僕そういう煽りがもっと聴きたいの!!!でもよくよく考えてみたら、本来そこの部分は夏川さん歌っていないから実際は間違えているんですけど、でもああいう煽り僕めちゃくちゃ好きなので、ライブ中は全く気づかずに過去最高レベルでこの曲に対するボルテージが上がっていた気がします。

最後の「ohohohoh!」からの部分は、いつも御三方がやっているワイパーの振りをみんなでやろうということで、アリーナ→南側スタンド→北側スタンド→の順番でやっていましたね。一体感がより高まった気がして楽しかったです!

振りの方で一点気になったことが。ラスサビの「不安なんか」からの振りなんですけど、雨宮さんだけ両日とも足を閉じてパッと開く動きをしていたんですよね。少なくとも僕の見てきたライブでは、その足の動きは1番と2番のサビでしかやっていなかったので、ここにきてどちらが本来の振りなのだろうと思うようになりました。

 

Sunset カンフー

虎が放たれていないSunset カンフーは、なんだかんだで3rdツアー最初の幕張公演2日目以来の出来事なんですよね。あまりに虎が放たれている方を聴きすぎて、そこに静寂があったことに違和感すら覚えました(笑)

 

adrenaline!!!

1日目、突然笑い出して歌えなくなる夏川さん。あまりに席が遠すぎて何が起きていたのか分からず、最初はなにわろてんねんと思っていましたが、のちに話を聞いたところ、麻倉さんと雨宮さんにそれぞれハグしようとして干されたことが判明してなるほどと納得しました。

2日目、雨宮さんの「行き止まりの壁」を壊すところなんですよね!この部分だけはいつも雨宮さんの振りをマネしているのですが、この日は突然足蹴りを繰り出してきて。ちょうどその蹴りの延長線上にいたのもあり、思わず目玉が飛び出てしまいました(?) 冷静に考えて、筋肉痛で腕が痛くなったから足蹴りに切り替えたのかなって思ったら少し心配にもなりましたけど、雨宮さんめっちゃ楽しそうだったのでヨシ!

 

Free Turn

夏川さんによる、ライブはただいまとおかえりを言える場所だというMCがあってからのこれ。

2日目が特に歌い方に気合いが入っていたように思っていて、歌詞の一言一言に想いと力が、これでもかというくらい込もっていたと感じました。

1日目、最初のAメロを歌う夏川さんが印象に残っていてね?それまでの曲の流れで疲れていたのもあったと思うけど、それでも1フレーズ1フレーズを大切に、大きく息を吸いつつも無事歌いきって。その後にこれでもかってくらい爽やかで晴れやかな笑顔を見せるんですよ。あの瞬間の夏川さん、絵画にしたいくらい美しかったなぁ…

 

幕間映像

アンコール(手拍子)から少しして流れたのは、これまでのライブのダイジェスト映像。3rdツアー→2ndツアーときて、次は1stツアーだなと眺めていたら、出てきたのはアリーナライブの時のロゴ。そして流されるアリーナのライブ映像。思わず声が漏れてしまいました。

ここからはもうお察しで、だんだんと過去へと遡っていくダイジェスト映像に合わせて、僕のテンションも鰻登りで上がっていく。1stライブのライブ映像まで流れたところで、どこか見覚えのあるカウントダウン演出。ああ、僕はこの演出を知っている。そして、次に流れる曲も知っている。5年前の記憶が徐々に呼び起こされて、そして………

 

Youthful Dreamer

そうそれ!!!それなんだよ!!!!!

完全なる解釈一致をして喜んでいたのも束の間。スクリーンが分割されるとそこには、今の御三方と…5年前の御三方が映っていた。

カメラのスイッチングまで完璧にコピーされていて、リアルタイムで過去と現在の御三方の動きがリンクする。この曲は今までずっと振りコピをしてきてたけど、この時だけは振りコピが出来なかった。気がついたら溢れていた涙が止まらなくて、その場で崩れ落ちてはスクリーンを見る動作を何度も何度も繰り返した。不意に思い出すあの時と同じだと。

偶然にも、今回のライブは5年前のあの当時、あのライブで一緒に組んだ連番と同じ組み合わせだった。あの当時はこんなことになるなんて全く想像もしていなかったけど、でもこうしてお互い歳を重ね、主現場が変わってもなお、この場で一緒にいることが本当に奇跡のようで、心の奥底から嬉しかったんだ。5年後はどうなっているだろう…想像できないししたくもないけれど、でもその時もまた、連番組めてたら良いな。

 

disco(1日目限定)

「い〜ぃっしぃ〜〜んい〜〜ぃった〜い しぃ〜つ〜こぉ〜くいぃ〜〜〜こぉぉぉおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

あまりにしつこすぎて、さっきまで流れていた涙がたちまち笑い涙に変わる。なんだこの化け物は。

次のフレーズなどお構いなしに声を伸ばし続ける青い化け物を見ながら、完全に歌うタイミングを失った麻倉さんと夏川さんが、もはやドン引きするような状態で寄り添っている。

その後の雨宮さんの満面の笑みがどうにも忘れられない。なーーにが「恥ずかしさは捨てちゃえ」だ。これ以上僕を笑わせないでくれ(笑) 本当に過去最高レベルで楽しいdiscoだったよ!おかげさまでCD音源じゃ物足りなくなっちまったよ!!

 

僕らのシンフォニー(2日目限定)

そうそれ!!!それなんだよ!!!!!(2回目)

御三方が花道を通ってセンターステージへと向かうまでの間、三色のペンライトが御三方を優しく、そして力強く迎えていて。温かい空間だったなぁ…

この曲を聴いていた時に思い出したことがある。あれは2ndツアーの千秋楽。雨宮さんが歌った「出逢えた奇跡は運命」というフレーズ。ここの「運命」という歌詞をひときわ強く歌ってくれたことで、僕のこの曲に対するイメージが定まったんだよな。

それまではこの曲に対して納得のいく解釈ができていなくて、当時友人に「僕らのシンフォニーってどう思う?」と聞いたこともあった。

でも今ならハッキリと言える。この曲だけは、御三方とファンが完全にイコールでいられる曲だと。

運命共同体という言葉があるけれど、この曲はまさにそれで、ライブの時でのみ、その真価が発揮されると考えている。だから今回のライブで会場全体が1つになった時、いつも以上に心が温かくなったんだなぁって、そう思いました。

この曲によってさらに強い結びつきが生まれた時、そこにはどんな景色が広がっているんだろうな…

 

MC(1日目)

discoの件の部分について、次の部分を歌えなかったことへの指摘が2人から飛び交っていましたね(笑)

Youthful Dreamerのスクリーンの演出に関しては、リハーサルの時に、麻倉さんがまさかしないですよね?と釘をさしていたそうですが、見事に騙されたとのこと。結果的に御三方に対してもサプライズになったのが良かったですね。

最後のMC。まずは雨宮さんから。久しぶりに青い空間を見れて、ハメを外してしまうくらい楽しかったと話していましたね。

麻倉さんはTrySailのライブってこうだったと思い出した。これからも突っ走っていきたいから、また遊びに来てほしいと話していました。

夏川さんは、声が出せない状態でも、みんな目でコールを言っているようだったと話していましたね。5年も経つと2人が今何やってるかを気にかけていた気がして、いつもより3人でライブをしている感じがしたと続けて話してくれた時は本当に嬉しかった!特にここ最近のパフォーマンスを見ていると3人というよりは1人1人が魅せているっていう感じがすごくして。極端な話、ソロで活動する人たちが3人集まって同じ曲を歌っているという印象が、個人的には強かった。だけど今回は3人で魅せているっていう感じがすごくしていて、それを夏川さんが裏付けるように話してくれたのが嬉しかった。

最後にこれからも3人でステージに立ちたいという話をすると、今回のライブを締めくくるラストの曲、この幸せが夢じゃないならへと続いた。

 

MC(2日目)

5年前と比べると、パフォーマンスで自由度が増したという話をしていましたね。

最後のMC。雨宮さんはライブ後特有の筋肉痛を思い出したけど、ライブが始まるとそんなのは全部吹っ飛んだ。これからも1つ1つの時間を大切に、全力で楽しんでいきたいという話をしていました。

麻倉さんは、今回のライブは覚え直すことが多くて大変だったけど、みんなの笑顔を見たらまたやりたいって思った。心の底から楽しんでくれていたら嬉しい。また笑顔で会いましょうと話していました。

夏川さんは、みんなから発せられるめちゃくちゃ幸せって気持ちを、ステージ上でエネルギーに変えてパフォーマンスすることができた。今日来てくれた人や来れなかった人、来ないことを選んだ人、みんなにとってただいま・おかえりと言える場所を準備して待っていると話していました。

 

この幸せが夢じゃないなら

センターステージには麻倉さん、花道には夏川さん、メインステージには雨宮さんが立って歌う。そしてその先には歌詞カードを表示するスクリーンの映像。自然とスクリーンへと目を向かわせるその視線の誘導の仕方が上手いなと思いました。

1番サビの最後「ねえ そばで微笑んで」と歌ったあとに、花道で雨宮さん・夏川さん・麻倉さんがカメラに向かってくっつく。2日目は、その直後に麻倉さんが夏川さんの頬をつつく姿があって、大変微笑ましい光景が広がっていたのを覚えている。

それにしても、よく3人とも抱き合うこと抱き合うこと。こうやって1人1人抱きしめ合うところを見ると1stツアー千秋楽のアンコールで披露されたひかるカケラを思い出す。あの時のやりきったぞっていう感じが今回のライブからも伝わってきて、こちらも思わず微笑んでしまった。

2番サビの最後「ねえ ずっとそこにいて」のタイミングで、花道に座り込む御三方を中心に、会場のみんなを上からカメラで映す演出、あれは卑怯だよ……………前述した夏川さんの最後のMCと、その前に雨宮さんが話していた、みんなでTrySailだという話が一気にフラッシュバックしてきて、この日も涙を堪えきれずに泣いた。

メインステージに戻ってラスサビ。この部分だけは本来の振り?を披露してくれた。まだ一度もこの曲の振りを見たことのなかった僕は、こんな動きをしているんだなぁと思っていた記憶があります。

 

曲が終わり、会場にありがとうを届ける御三方。

1日目、最後の最後でマイクを通さずに「ありがとうございました」を言っていたのが印象的。「LAWSON presents 麻倉もも Live 2020 "Agapanthus" 」1日目 - 誰かの独り言でも書いたけど1日目でマイクを通さずに「ありがとうございました」を言うのって、実はこれまでほとんどない。でも今回は言ってくれて、朗読劇でも言っていた「ありがとう以上のありがとう」を思い出した。

2日目、御三方が「ありがとうございました」を言っているとき、突然Youthful Dreamerのインストが流れ出したのが印象に残っている。それまではどこかしんみりしていた雰囲気が一気に明るくなって「あぁこれがTrySailのライブだよな」って改めて思わされた。天井には御三方のパーソナルカラーで彩られた三角の照明が広がっていてとても良かった。

最後にadrenaline!!!のインストが流れて終了。

 

 

総括

これまでのTrySailの活動をギュッと凝縮した素晴らしいライブでした!!!あらゆるところでかつて行われたワンマンライブを思い出させるものがあり、マジで今回のライブは、昔のTrySailのオタクほど来てほしかったライブでした。

セットリストも素晴らしい!なかでもうつろいから始まる後半戦は、昔からいる人も新しく来た人も、特に満遍なく楽しめたゾーンだったのではないでしょうか?でもそれでいてこのゾーン、王道・人気曲が多く配置されているがゆえに、かなり体力を消耗する曲が続いていたのも確かで。冷静に考えて、よくこれらの曲を全てやりきったなと思いました。2日目は極力冷静に眺めていたつもりだけど、これもしツアーだったらどうなっていたんだろうなぁ〜

今回の日替わり曲たちは、特に1日目が、本当に御三方が好きな人のために用意した選曲だったのではないかと考えています。なかでもコバルトは、個人的な予想ではあるけれど、試験的な意味で今回1日だけ復活させたのではないかという印象があって。今回の結果次第で、今後もし声が出せるようになった場合にコバルトを入れるか否かっていうのが左右されてくるのではないかと予想しています。discoの時の雨宮さんが、あの時あれだけはっちゃけられたのも、この日の分の映像化をする予定が無いからこそなのかなーなんて思ったり思わなかったり。

まあそんな予想は置いといて。今回のライブは、声が出せないなど様々な制約があったなかでのライブでした。ライブが始まる前までは、声も出せないし振りコピもできない、そもそも立つことすら叶わないと思っていただけに、僕は今回、御三方はどのような形式を取ってくるのだろうとそわそわしていました。みんなで振りコピしてコールを叫んで、それに負けじと御三方も我々を楽しませてくるといった、あの演者と客の、相互のレスポンスがあってこそのTrySail現場だろうと僕は思っているわけです。もしかしたら、このご時世だからという理由でしっとりとした曲たちを中心に選曲してくるかもしれない…そう予想していたこともありました。でもいざ蓋を開けてみると、そこにあったのはいつものTrySailのライブに近しい空気感で。そのいつものを意識してくれたからこそ、今回のライブ、ものすごく楽しむことができました!

ホント今回のライブ、立てて良かった…御三方と一緒に振りコピするの楽しいし、これぞTrySailのライブって感じがするから。

で、このいつものに近しい感じでライブを楽しんだ時、思ったことがあります。それは案外コールが無くても楽しめるということ。いつもならこの曲でコールを叫んでいるんだけどなぁってとこ、何ヶ所もありました。正直ちょっと寂しく思う気持ちもあったけど、でも今回のライブを経て、実はコールを叫ばなくても楽しめることを新たに知ることができた。これは案外大きな発見だったり。

いつものといえば、今回は朗読劇がありましたけど、ウェーブやってないんですよね。特別やりたかったってわけではないけれど、終わったあとに「あぁそういえばやらなかったな」って思いました。

そんな今回のライブ、席は両日ともにだいぶ後ろの方の席でした。1日目は南スタンドAブロックで2日目はアリーナSブロック。2日目寒かったなぁ…MCの最中ずっと上着を羽織ってたもの。まあそれくらい後ろの席だったのもあって、今回は両日ともに、確認作業も含め照明を中心に観賞させていただきました!御三方の表情を近くで見れなかったのはかなり辛かったけど、でも今回もとんでもない照明をたくさん見れたので大満足でした。

ホント、これまでのTrySailの活動の集大成に相応しいライブだったと思います!ここまで応援してこれて本当に良かった!!改めてTrySailの御三方と、その関係者全員に言わせてください。

 

 

 

ありがとう!!!!!